ジオサイトにも認定された彦五郎堤防の由来を刻んだ石碑がたっています。長さ約1㎞に及ぶ堤防周辺は彦五郎公園として整備されており、春には桜、夏には富田川友遊フェスティバルの舞台になります。
彦五郎伝説とは、昔、洪水に悩まされた人々が智恵を集め、身を犠牲にしてまで災害と闘った歴史を語り伝えた物語です。
もともと富田川は天井川で少し雨が降ると洪水になり田畑の作物を流し百姓を困らせた。村の衆は話し合い、一人の男が神のお告げを聞こうと言い、「堤防に人柱を立てよ。」ということだった。しかし、人柱になろうという人はおらず、村の衆はまた話し合い途中で彦五郎という男が「着物を横継ぎしている者がいればその者を人柱にしよう。」といった。
彦五郎は災害を治めるために、自ら進んで人柱となりました
<熊野文庫より引用>